今年、2025年の土用の丑の日は 7月19日(土)と、7月31日(木)の二日間です。
「土用の丑の日」と聞いて、真っ先に「鰻(うなぎ)」を思い浮かべる方も多いでしょう。
でも、そもそもなぜこの日に鰻を食べる習慣があるのでしょうか?
最近ではスーパーなどで冷凍の鰻が手に入りやすくなりましたが、果たして美味しく食べるにはどうすればいいのでしょう?
この記事では、
- 土用の丑の日の由来
- 鰻を食べる意味と健康効果
- 冷凍鰻をより美味しく食べる方法
など、気になる疑問をわかりやすく解説していきます。
鰻の魅力を再発見し、2025年の夏も元気に乗り切りましょう!
📅 土用の丑の日はいつ?
2025年の土用の丑の日は 7月19日(土) と、7月31日(木)の2日あります。
年によって日にちが変わり、一日だけでなく二日ある場合もあります。
2025年の今年は二日間で、7月に土用の丑の日が2回あるのは非常に珍しく、1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」と呼びます。
年度 | 一の丑の日 | 二の丑の日 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年 | 7月28日(水) | なし | 丑の日1回のみ |
2022年 | 7月23日(土) | 8月4日(木) | 丑の日2回(※二の丑あり) |
2023年 | 7月30日(日) | なし | 丑の日1回のみ |
2024年 | 7月24日(水) | 8月5日(月) | 丑の日2回(※二の丑あり) |
2025年 | 7月19日(土) | 7月31日(木) | 丑の日2回(※7月に2回は珍しい) |
📅 土用とは?
「土用」は季節の変わり目(立春・立夏・立秋・立冬の直前)にあたる約18〜19日間の期間のことを言い、2025年の土用期間は次のとおりです。
- 春土用:2025年4月17日(木)~5月4日(日)
- 夏土用:2025年7月19日(土)~8月6日(水)
- 秋土用:2025年10月20日(月)~11月6日(木)
- 冬土用:2025年1月17日(金)~2月2日(日)
今年の夏土用は、立秋(8月7日ごろ)の前、7月19日〜8月6日になります。

🐮 丑の日とは?
「丑の日」は十二支の「丑(うし)」にあたる日で、12日周期で巡ってきます。
順番 | 漢字 | 読み方 | 動物 |
---|---|---|---|
1番目 | 子 | ね(ねずみ) | 🐭 ネズミ |
2番目 | 丑 | うし | 🐮 ウシ |
3番目 | 寅 | とら | 🐯 トラ |
4番目 | 卯 | う | 🐰 ウサギ |
5番目 | 辰 | たつ | 🐲 リュウ(龍) |
6番目 | 巳 | み | 🐍 ヘビ |
7番目 | 午 | うま | 🐴 ウマ |
8番目 | 未 | ひつじ | 🐑 ヒツジ |
9番目 | 申 | さる | 🐵 サル |
10番目 | 酉 | とり | 🐓 トリ |
11番目 | 戌 | いぬ | 🐶 イヌ |
12番目 | 亥 | い | 🐗 イノシシ |
つまり、春から夏の季節の変わり目である夏土用期間中の丑の日が土用の丑の日になります。
ちなみに「土用」とは季節の変わり目を意味し、夏土用は夏の始まりの前で身体が疲れやすくなる時期でもあります。
🧠 なぜ鰻を食べるようになったのか?江戸時代の知恵とマーケティング
この習慣のルーツは 江戸時代 にまでさかのぼります。
鰻屋の売上が夏場に落ち込むことを悩んでいた店主が学者・平賀源内に相談したところ、「本日、丑の日。鰻の日。」と看板に書いて店頭に掲示することを提案したと言われています。
それが話題となり、鰻を丑の日に食べる文化が定着した説があります。

また、鰻には以下のような栄養素が豊富に含まれており、季節の変わり目で疲れた体に栄養補給するのにぴったりです。
- ビタミンA・B群:疲労回復、免疫力向上
- DHA・EPA:脳の活性化
- タンパク質:夏バテ予防
つまり「丑の日に鰻」は、古き良きマーケティングと、理にかなった栄養摂取が組み合わさった知恵でもあるんですね。
🍴 冷凍鰻の美味しい食べ方3選
最近はスーパーの鰻も高いため、我が家ではふるさと納税の返礼品で冷凍鰻を選んでいます。
家庭で手軽に楽しめる冷凍鰻でも、ひと工夫すれば専門店の味に近づけます。
1. 湯煎でじっくり加熱(おすすめ度:★★★★★)
冷凍パックのまま沸騰しない程度のお湯に10〜15分浸けることで、ふっくらとした食感になります。
電子レンジよりも格段に仕上がりが良くなります。
2. フライパンで蒸し焼き(おすすめ度:★★★★☆)
少量の酒を入れ、蓋をして弱火で蒸し焼きに。鰻が持つ脂がやわらかくなり、香りも引き立ちます。
3. トースターで焼き直し(おすすめ度:★★★☆☆)
皮目を上にしてアルミホイルに包み、3〜5分加熱。香ばしさは出ますが、乾燥しやすいので注意。

仕上げにタレ(醤油・みりん・酒・砂糖)をひと塗りすることで、風味がグンとアップしますよ。
🍳 一人暮らし向けの手軽な料理方法5選
普段料理をしない一人暮らしの方でも次のような方法であれば手軽に鰻を楽しめます。
一人暮らしでも手軽に作れて、洗い物も少なく、ちょっと風変わりな料理方法もいくつかご紹介します。
冷凍鰻を使ったアレンジも含めて、忙しい日でもサッと作れるレシピを中心にまとめました。
1. 電子レンジでふっくら鰻丼
調理時間:約10分|洗い物:最小限
- 冷凍鰻を湯煎または自然解凍し、耐熱容器にご飯と一緒に盛る
- タレをかけてラップし、電子レンジで1〜2分加熱
- 粉山椒や刻みネギを添えて完成!
🔸ポイント:電子レンジだけで完結。洗い物は容器1つ!
2. フライパンひとつで鰻チャーハン
調理時間:約15分|洗い物:フライパン1つ
- 冷凍鰻を温めて細かく刻む
- フライパンで卵→ご飯→鰻→タレの順に炒める
- 青ネギやごまを加えて香ばしく仕上げる
🔸ポイント:鰻の旨みがご飯に染みて絶品!
3. 炊飯器で鰻の炊き込みご飯
調理時間:炊飯時間含め約40分|洗い物:炊飯器のみ
- 米・水・醤油・みりん・酒・刻んだ鰻を炊飯器に入れて炊くだけ
- 炊き上がったら混ぜて完成!
🔸ポイント:放置で完成。冷凍保存も可能!
4. トースターで鰻のチーズトースト
調理時間:約10分|洗い物:トースターのトレイのみ
- 食パンに鰻・タレ・とろけるチーズをのせてトースターで焼く
- 青じそやマヨネーズを加えても美味!
🔸ポイント:朝食や軽食にぴったりのアレンジ
5. レンジで鰻の卵とじ丼
調理時間:約10分|洗い物:耐熱容器1つ
- 鰻と溶き卵、めんつゆを耐熱容器に入れてレンジ加熱
- ご飯にのせて完成!
🔸ポイント:ふわとろ卵と鰻の相性抜群!
✨ まとめ
2025年の土用の丑の日は 7月19日(土)と7月31日(木)の二日間です。
鰻を丑の日に食べるという文化は、ただの風習ではなく、江戸時代から続く生活の知恵と栄養学に基づいた実用的な習慣です。
現代社会においてもビタミン豊富で夏バテ予防に効果的な鰻は「夏の元気の味方」です。
さらに近年では、インターネットでも気軽に手に入る冷凍鰻を使って、レンジやフライパンで簡単に美味しく調理できるようになりました。
温め方次第で専門店のようなふっくら感や香ばしさを再現でき、一人暮らしの方でも自宅で贅沢気分を味わえますので試してみて下さい。
栄養満点な鰻を、美味しく・手軽に・ちょっと贅沢にいただくことで、暑さに負けずに今年の夏を乗り切りましょう!
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気になる人はチェックしてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ではまたね〜。