iPhone や MacBook の中古を検索するとよく見るバックマーケット(Back Market)は、名前が「Black Market」に見えるので怪しいサイトのようですが、実際に商品を購入してみたら非常に綺麗な商品が届きましたので安心して買い物ができることが分かりました。
実際に MacBook Air を注文し、代金支払いから商品到着までの日数と、実際に届いた商品状態や気になるバッテリー容量など、気になるポイントを確認しましたので解説します。
バックマーケット(Back Market)ってどんな会社?
バックマーケットは2014年にフランスで起業された会社で、インターネットでリファービッシュ品専門の販売をしているマーケットプレースです。
日本でのサービス開始は2021年からとまだ歴史が浅く、日本での認知度はまだ低いのかと思われますが、主な取り扱い商品はパソコンやスマホとその周辺機器で、比較的リセールバリューのある高単価なメーカーや人気のある機種が中心のようです。
取り扱いのあるメーカーはパソコンの場合はノートタイプのみとなり、Apple・ASUS・Panasonic・HP・Lenovo などがあり、Apple製の MacBook の品揃えが豊富です。
スマホの場合も iPhone・Xpedia、Pixel、Glaxy などもありますが、やはり iPhone が中心で品揃えもApple製が圧倒的に多い感じがします。
販売されている商品の状態についてはA〜Cグレードに分けられて、Aグレードは「スクリーンにキズがなく、外装には20cm以上離れたところからでは確認できない程度のごく軽いキズがある場合がある」とされており、バッテリー容量は最大容量の80%以上であることと説明されています。
(2024年4月末時点)
日本のECモールには楽天市場や Amazon などがあり、その中で出店している中古品を取り扱う個人ショップや大手パソコン販売店と比べると品揃えや出品数はまだまだ少ないと思います。
しかし、バックマーケットの特徴として中古品を清掃・調整して販売するのではなく、新品のように再生して1年間の保証が付いているところがポイントかと思います。
バックマーケットは2023年に米国の非営利団体 B Lab による B Corp(B Corporation)認証を受けており、サスティナブルな社会に向けて環境に配慮した公益性の高い企業として信頼性があります。
何でも新品が良いという考えではなく、SDGs の観点からも中古品を整備して再販するのは良いことだと思います。
ちなみに B Corporation に登録されている会社は、大半が欧州企業ばかりで日系の企業はほとんどなく、意外なところでエコリングが認証を受けているようでした。
SDGs の達成度の世界ランキングのトップはフィンランドで、バックマーケットが起業したフランスは6位ですが、環境先進国には欧州の国々が多いことから バックマーケットが環境対策に積極的であることが分かります。
日本は21位と、環境に負荷を与えないための環境意識は欧州の環境先進国にはまだまだ遠く及ばない気がしました。
バックマーケット(Back Market)から欲しいマシンを探す
バックマーケットがしっかりした企業であることが分かりましたので実際に購入するためにサイト内を見て欲しいマシンを探します。
私は長期的に使用することを考えて MacBook Air の M1 か M2 で探しましたが、リファービッシュ品といっても定期的に商品が入荷する訳ではありませんので、自分の欲しいスペックやカラーが見つからない場合があります。
また、似たようなスペックでもタイミングにより価格も多少の上下幅があり、しばらくは毎日で販売されている状況をウォッチしながらできるだけ自分の欲しいスペックの商品が出るのを待ちました。
ウォッチしていた期間は概ね2〜3週間程度だったと思いますが、その間に本当に自分の欲しいスペックでどのようなことができるのかを調べたり、実際に使っている方のレビューを見たりしていました。
そこまでウォッチしていた理由はメモリが16GBで記憶容量が512GB以上、出来れば1TBの商品が欲しかったためですが、そうなるとCTOモデルになることから球数がやや少なめだからです。
M2 タイプはまだ製品が発売されてから日が浅いこともあり、ほとんど出ないのと出ていても価格が非常に高価なので、必然的に M1 タイプから選びました。
新しいマシンを買う時はいつもしっかり下調べしますが、この時間も新しいマシンとの対面にワクワクしながら情報を探していますので待った感じはしませんでしたが、購入モデルが確定している方は少し違うかもしれませんね。
MacBook Airの購入を決意
そうこうしている間にいろんな候補は見つかりましたが、今一つ決め手に欠けていたのは色がゴールドだったり、記憶容量が 256GB で少し少なめだったり、Cグレードだったりしたため購入するか迷っていました。
でも結果的に2週間以上ウォッチしていたので、どの仕様だとどれぐらいの価格帯になるかが把握できました。
そんなある日、もうこれでいいかな〜などと考えていた時に、もう一度 Back Market 内を見直すと私の欲しいスペックとドンピシャのマシンがありました。
MacBook Air の M1 で、色はスペースグレー・メモリ16GB・記憶容量 1TBで Aグレードのマシンが期間限定で価格がCグレードに近い価格で販売されていましたので、これはもう今購入しないと後で後悔しそうな気がしたので直ぐにカートに入れて決済に進みます。
価格は¥124,800でしたので、待った甲斐がありました。
バックマーケット(Back Market)での決済
バックマーケットでの決済手段は VISA・MASTER・JCB の3つのクレジットカードブランドと、コンビニ支払いが選べます。
決済するためには会員登録が必要になりますので右上の人型のアイコンをクリックします。
会員登録はメールアドレス・Googleアカウント・Apple IDのいずれかが選べます。
会員登録が完了するとバックマーケットから会員登録のお知らせが届きますので、これで購入する商品をカートに入れて決済に進めることができます。
送料は基本的に無料ですが、商品代金と別に販売手数料(決済手数料)が必要で、商品代金によって異なり最大で990円かかります。
以下のヘルプセンターで販売手数料を確認することができます。
最近、クレジットカード決済はセキュリティコードと別に3Dセキュアの登録をしていないと決済できないことが多く、バックマーケットでも3Dセキュアの入力が求められますので、この点でも安心して決済することができます。
私はなぜか3Dセキュアも登録しているにもかかわらず決済できませんと表示されてしまいました。
決済の基準がやや厳しい感じがしましたが、こればかりはバックマーケットのせいではありませんので仕方ありません。
コンビニ決済で注文
クレジットカード以外の決済方法としてはコンビニ決済が選べます。
コンビニ決済はファミリーマート・ローソン・ミニストップ・セイコーマートの4つが選べますが、なぜかセブンイレブンはありませんでした。
ファミリーマートとローソンは全国展開しており、ミニストップとセイコーマートは一部の都道府県しかないものの、これだけあれば困ることはないと思いますのでお近くにあるコンビニを選択しましょう。
決済が完了するとメールでコンビニ支払いするためのメールが送られてきます。
支払いメールには、受付番号・申込時の電話番号と支払い期限(決済から40時間以内)が記載されており、コンビニ支払いの手順も記載されていますので、支払い期限までにコンビニエンスストアへ向かいましょう。
コンビニエンスストアに着いたら店内に設置されてるマルチコピー機に情報を入力し、支払い情報の入力間違いがないか確認して完了すると、支払い伝票が発行されますのでそれを持ってレジで支払いを行います。
支払い方法は各コンビニエンスストア毎に案内されていますので以下をご確認ください。
もし、つまづいても店員さんの手が空いている時に聞けば大抵の場合は親切に教えてくれます。
コンビニ支払いは現金と一部のコンビニエンスブランドで行っているバーコード支払いのみが可能ですが、クレジットカードやPayPay・楽天Payなど、コンビニエンスストアブランドと違うバーコード決済は使えませんのでご注意ください。
私がファミリーマートを選んだのは自宅から近かったのと、バーコード払いができたのもありますが、ファミペイを使えたのでポイントが還元されたことも大きいです。
ただし、現金からファミペイのチャージではポイントは付与されませんのでご注意ください。
MacBook Air の到着
決済が完了したらいよいよ商品の到着を待つのみですが、商品を販売する会社により運送会社が違う場合があるようです。
私の商品は佐川急便で配送されましたが、どの運送会社でもトラッキングNo.の連絡があり、発送から到着までの予定はしっかり把握できますので安心できます。
商品は2日ほどで到着しましたが、お住まいの住所により配送期間に多少の違いはあると思います。
商品の包装形態は写真のように過剰な包装ではありませんが、傷が付かないようにエアーキャップの袋で包まれており、本体・充電器と注意書きの紙が同梱された状態でしたので、この辺りも環境に配慮されている感じがします。
パソコンを購入した時の箱って意外と邪魔になるのですが、保証期間内は残しておいた方が良さそうなので、箱はテープを剥がして折り畳んだ状態で保管しています。
MacBookとのご対面
いよいよエアーキャップから本体を取り出して MacBook Air とのご対面です。
私が注文した商品は Aグレードで外装には微かに擦り傷程度がある商品でしたが、スクリーンに傷はなく、外装・キーボード・パームレストにもほとんど傷はありませんでしたので説明通りの商品が届きました。
充電器とケーブルは少し擦り傷があるものの消耗品なのでそんなに気になりませんし、むしろ Apple純正が入っていましたので良かったと思います。
MacBook Air の動作については特に問題もなく、気になっていたバッテリーの最大容量も100%でしたので、バッテリーは交換されたのだと思います。
保障期間が1年と長いのでしばらくは心配ありませんが、様子を見ながら大事に使っていきたいと思います。
まとめ
バックマーケット(Back Market)はリファービッシュ品専門のマーケットプレイスです。
統一した品質基準や保証に合致する商品を登録販売会社が出品しています。
私が購入した MacBook Air もバックマーケットの基準通りの品質で、輸送や支払いにも問題は発生しませんでしたので、普通の ECモールと変わらずに購入することができました。
以下に Back Market の特徴を纏めます。
項目 | 内容 |
---|---|
動作保証 | 1年間の動作保証 |
返金保証 | 理由を問わず30日以内は返品可能(送料はBack Marketが負担) |
送料 | 全国送料無料(但し、販売手数料あり) |
支払方法 | クレジットカード(VISA、Master、JCB) コンビニ決済(ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマート) ※現金決済のみ(ファミリーマートのみファミペイの利用可能) |
品質 | Aグレード:新品同様 (最大でも本体は20cm離れた位置から視認できない傷、画面には傷なし) Bグレード:軽い経年劣化あり (最大でも本体は50cm離れた位置から視認できない軽度の傷、画面には傷なし) Cグレード:経年劣化あり (最大で性能に影響のない程度の目立つキズや凹などの傷、画面は電源on時に見える程度の軽度の傷) |
その他 | 全商品リファービッシュ済み(100%の機能を保証) バッテリー容量は80%以上を保証 友達紹介クーポンで2,000円オフ |
バックマーケットに対する信頼性は、商品に対する品質基準や保証期間の長さなどの安心感があって返品対応もしっかりしていますので、MacBook や iPhone などの Apple 製品のリファービッシュ品をお得な価格で購入できますので、MacBook を購入する選択肢の一つとしてお勧めできます。
ただし、電気製品は当たり外れがありますので最初は良かったけど故障する可能性もゼロではありませんので、皆さんも選択肢の一つとして考えていただければ良いかと思います。
もし万が一、不具合や初期不良が発生した場合でも Back Market が送料を負担してくれます。
商品到着後に気が変わった場合でも30日以内なら注文撤回権行使が可能となっていますので、返品・返金が可能なサポート体制となっていますので安心して購入できると思います。
返品に関するポリシーは Back Market のヘルプより「返品・返金について」をご覧ください。
ちなみにバックマーケットではお得に購入できる友達紹介のクーポンを発行しています。
身近にバックマーケットで購入した方がいらっしゃったら友達紹介クーポンを発行してもらうと2,000円オフで購入することもできるようです。
【2024.5.19追記】
安く購入できたので気を遣うことなく持ち運んでいますが、今のところ快調に使えています。
仕事で使う Windows用のソフトは、VMware Fusion で仮想環境も構築し、Windows11 も動作していますので、仕事でもプライベートでもこの Mac Book Air が一台あれば非常に便利なので、iPhone ユーザーには特にオススメですね。
Mac Book Air と一緒に、持ち運びに便利な Bluetooth のマウスも購入し、別の記事でレビューしていますので良かったら見てください。
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気になる人はチェックしてみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ではまたね〜。