久しぶりにAutodesk Fusion(旧:Fusion 360)を使っていると、アップデートのアラートが出ていました。
毎日使っている訳ではないのでさほど気にせずに使っていましたが、表示されているアラート「クリックして詳細を表示」を確認すると以下の案内がありました。
Fusion を引き続き使用するには、 2025 年 9 月 8 日までに、2025 年 3 月バージョン (2601.0.90) 以降に更新する必要があります。
Autodesk Fusion will not launch on your device running older versionより
私は以下の記事のときにインストールしたのでインストールしてから1年余り経っていますが、その時からソフト名も「Fusion 360」から「Autodesk Fusion」に変わっているので大規模なアップデートがあったのかもしれません。
この記事では Fusion 360 でアップデートのアラートが出ている状態から Autodesk Fusion にアップデートする方法について解説します。
アップデート方法
Autodesk Fusion へのアップデートは画面に表示されている、「クリックして詳細を表示」をクリックします。

Autodesk のサポートページが表示されます。

By September 8, 2025, you will be required to update to the March 2025 version (2601.0.90) or newer in order to continue using Fusion.
2025年9月8日までにアップデートしないと使えなくとありますので、ページの中程にある「Autodesk Account」をクリックします。

ダウンロード
Autodesk Account の日本語ページに移動しますので、「サインイン」をクリックします。

登録しているメールアドレスとパスワードでサインインします。

ログインすると使用可能な製品とサービスが表示されますのでそちらをクリックするか、ヘッダーメニューの「製品とサービス」をクリックします。

製品とサービスの中にサインインしたアカウントで使用できるアプリの一覧が表示されます。

その中に Fusion のアプリが表示されており、「ダウンロード」ボタンをクリックするとそのまま、Autodesk のUSサイトに移動しダウンロードが始まります。

ダウンロードはお使いの回線速度によりますが、ファイルサイズは 27MB ですのでそんなに時間が掛かった感じはしませんでした。
インストール
インストールパッケージがダウンロードできたら、ファイルをダブルクリックしてインストールします。

画面の「Install Autodesk Fusion.app」をクリックするとインストールが始まりますので、インストールする前には Fusion 360 のアプリを終了しておきましょう。
アプリを終了させておかないと「権限の問題」としてエラーが表示されます。

アプリの更新中は少し時間が掛かりますので、落ち着いて待ちましょう。

一度、インストーラーの画面が消えてしばらくするとアプリが立ち上がりますが、もう少しセットアップは続きます。

インストール完了まで、私のMacBook Air M1 で 5〜6分ぐらい掛かりました。
M4 の MacBook Pro や MacBook Air ならもう少し早いかもしれません。

インストール完了までインターネットは接続された環境で進めてください。
セットアップ
インストールが完了すると [マイFusion] ページをどのようにカスタマイズしたいのか聞いてきますので、お使いの用途を選択して「開始する」をクリックしてください。

Autodesk Fusion が立ち上がると「ようこそ」の画面が表示され、「マイFusion」が表示されます。
作業内容を選択するか、過去のプロジェクトを開きたい人は左側のメニューから「プロジェクト」を選択してください。

私は「デザインを作成する」をクリックしたところ右下に、「クイックセットアップ」が表示され、大きさの単位や画面移動・ズームなど、マウス操作について設定できます。
デフォルトのままで問題ありませんでしたので、私はそのまま「閉じる」をクリックしました。

Autodesk Fusion の操作方法についてチュートリアルを見たい方はスクロールすると、下の方に「ここから開始」ボタンがありますので、そちらをクリックしてください。

アップデート後の操作画面については大きな変更はありませんでした。
また、過去のプロジェクトについても問題なく開くことができました。

まとめ
Autodesk のサイトでは使えなくなるとありますので、Fusion 360 ユーザーは2025 年9月8日までのアップデートを行うことが推奨されます。
費用もこれまでと変わらず、個人利用であれば無料で利用できます。
もし、期日が過ぎてしまった場合でも新しいバージョンをダウンロードすれば使えるようになると思われますが、どのような問題が発生するか分かりません。
私は毎日使っていなかったのですが、たまたま期日前に気づいたので起動はできていました。
もし、期日が過ぎていたら起動しなくなってから気づいて慌ててたかもしれません。
アップデート後は、アプリの操作画面もさほど変わっておらず、過去のプロジェクトデータも問題なく開くことができました。
アプリのアップデートはさほど手間も掛からないので、皆さんはアラートが出てきたら速やかにアップデートしてください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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ではまたね〜。